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池永の状況は、金額の差を除けば、実は出場停止や戒告処分となった他の3選手とほぼ同じです。
少なくとも調べた限りでは、『金は預かったが、やらなかった』のです。
しかし、コミッショナー委員会の説明では、『3選手は金を受け取ったが断わった。池永には八百長の誘いを拒否する明確な意思表示を認めがたい。』ということでした。
池永は『先輩の面子』を潰すまいとしたことが致命傷になりました。
『野球協約』よりも『先輩』の方が、23歳の池永にとっては『法』だったンです。
そしてやはり『政治とマスコミと世論』からの総攻撃を受けて、『西鉄のエース』をスケープゴートにすることにより、包囲網から脱出しようとする球界首脳部の作戦とヨミがあったのかもしれません。
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